TOP of 3 vs.MeLTdown 牡丹一華さん

対戦2回目! ふー!
というわけでどうも、閏 冬月と申します。
前回より引き続き、大会の対戦模様をお届けいたします



最初に注意。今回だいぶ長い考察になります



さて、今回の対戦相手はチームMeLTdownの中堅、物述さんこと牡丹一華さんとなります。動画投稿もされているようで、身内大会のメタゲームを動画にされています

牡丹一華、アネモネの和名ですね。実は私はアネモネには思い入れが1つありまして。ノベルアップ+というサイトで投稿していた「花束」という短編小説集があります。それの1番最初に使った花がアネモネなんです
そんな縁深い花の名を冠したお方との対戦になります

パートナーズ比較

まず見た目だけでいいましょうか。


負けてない?


見た目で負けてる気がしてしまうのはおそらく色んなものを見てきたからこその直感です
何がキツいってガラルファイヤーとグロスがキツい!
フェアリーでガラルファイヤーを見ようとしたらグロスが襲いかかってくるの本当に怖い
そんで僕が怖いって思ってる代表格はデスカーン。理由は僕が1番信頼している物理受けだから。くる可能性は半々ぐらいかなーと予想
ただこちらからももちろん刺さってるポケモンはいます
ナットレイとエースバーン。この2体を軸に据えたパートナーズを組むことを考えてもよさそうです
特にナットレイはこちらからヌオーを倒す数少ない手段になるため、丁重に扱う必要があります
そしてエースバーンは炎と飛行の範囲がほぼほぼ通るということで、結構重要視されそうなポケモンの一体になってます
あと、微妙に速いポケモンも多いので水フェアリーの範囲を利用したトリルなんかも1つの手段かも

ということで、一旦整理
① ガラルファイヤーのに一回でも積まれたら止めらんない可能性
② ①を止めようとしたらグロスさんがこんにちは
エスバ通り良さそう? 止めにくる水にはナットレイでこんにちは
④ アシレの範囲押し付けてもいいかも?

相手として警戒してくるポケモンとして真っ先に挙げられるのがエースバーンでしょう。それをベースに入ってくるポケモンを考えてみましょうか

ガラルファイヤー グロス
ヒレ ウインディ
@2

とりあえずここまで。
ここから絞ろうとすると、結構難しくなってきます
ヌオーはライコウストッパーとしての採用があり得ますし、デスカーンは物理受けとして一級品でカイリュー止めにくる、ステロ+スケショでカイリューの対応可能なガブリアス、よく分からんフロストム

さて、ここからはお相手の思考をトレースして、さらに考察を深めていく形に発展していきます

再考察

普段のツイートを見たところ、お相手はTOD好きなようです。ここから想定されるのは突飛な型を作る可能性
訓練されたリドルさんのリスナーなら知っています。TODを行うためには普段採用されない技も採用される。加えて、選出誘導なんかも使いつつ受けポケを誘導して、受けをハメるのがTODのやり方だと認識しています

ここから、私のパートナーズを見たときに嵌める対象になりがちなのはどのポケモン?と見たときに真っ先に出てくるのがナットレイ。結構刺さりもいいように見えるので出しがちになりそうです

その上で動画を見ていきましょう。思考の偏りや型の偏重、何を重視するかなど色々な情報は非常に重要であり、こちらのpt作りの参考になります。大会動画となると、それも顕著に出てるはず……


閏「DJGPって大会のをチャンネル状態からでも見れるようにしてるのか、とりあえずこれから……」

〜♪(神イントロ)

閏「矛盾だらけで眩しい 恋心を抱いて!」

なぜ2番サビで歌ってしまうのか、そしてこの曲を知っていることは牡丹一華さんとこの手の趣味で話が合う可能性も……
けど、何それって言われた時のダメージがでかいのもまた真実……。牡丹さんは誰が一番なんだろ……、王道なら都か希亜、絡みが好きなら天、先輩キャラ好きだったら春風先輩……。いや、ゴーストや沙月ちゃんの可能性もある……。もしこのブログ見た上で意味が分かれば、牡丹一華さん、教えてください

メタゲーム思考

さて、ここらで少し僕の思考法に触れます
僕は自由枠の選び方は人それぞれの個性があると考えています。厨ポケから使う、マイナーポケから選ぶ、全体に刺さるポケモンを選ぶ、特定のポケモンに強いポケモンを選ぶなどなど多岐にわたることでしょう
その中でも僕が最も注目しているのが、攻め思考か受け思考か
攻めの場合、自由枠がほとんど出てくると考えてもいいレベルで刺さりがいいポケモンを選んできます。要するにめっちゃ重いポケモンですね。そして、そのポケモンを通すためのptを組むことが多いと思っています
そして受け思考の場合、相手の傾向や自分だったらという想定を全て考えた上で、考察を深めてその相手の処理しづらいポケモンを選びます
そして型にもかなりの変化があり、攻め思考は割と定番の型が多く、時折地雷技がある程度。
受け思考は変態型をぽんぽん出してくる
攻略法はそれぞれあるのですが、今回の牡丹一華さんの思考法のみに絞ります(もう片方までバラしてメタられるのが怖い)

じゃあ、牡丹一華さんはどちらかと考えると、好きな戦術がTOD、ハメ戦術も行うことから察するに圧倒的なまでの受け思考です
そして、受け思考には更に2つに分類できると思っており、それが受けて返す思考と受け切る思考
牡丹一華さんは後者のものが結構強めなのかなーと色々見て思いました

ここまで暴いてしまえば、あとは攻略法をベースにptを組み上げていきます


ここまで受け思考受け思考と騒いでいますが、大体ptには1匹か2匹は攻めコマがいるので、そこの警戒はもちろん行います
その攻めコマは今回、Gファイヤーとメタグロス
こちらとしては、アムハン持ちグロスが非常に重いので、そちらへの対処を自由枠に任せましょう
ここからはGファイヤー対策。準伝枠の2体に対して、こちらのライコウがタイプ上すごく有利ですが、特防が異常に高いGファイヤーに弱保+ダイジェダイアークで対面から勝てるとは限りません。それに、裏にガブを置いて対策バッチリなんてやられる可能性もあります
一旦、先ほど挙げた特徴と受け切り思考で仮にライコウを受けられないようにするには……


矢木に電流走る──!

型紹介

@オボン
ジャイロ ウィップ はたき ステロ
勇敢HA
TOD思考特有の、受け枠は火力がないからと舐めてかかる思考を吹き飛ばす火力高めヤットレイもどき
一撃の火力を高めるためにタネガンではなくウィップ採用
受け思考が使うきのみは非常に厄介なアイテムのため、それを無効化するはたき落とす
ウインディ+Gファイヤーに限らず、ダメージをずらして確定圏内に押し込むためのステロ
オボンはあまったのを入れた形

@チョッキ
アリア ムンフォ エナボ サイキネ
控えめHCベース
火力を高めつつ、相手の自由枠予想として受け思考+アシレが重いのとピッタリ合いそうだったのが毒草枠。そこに対して刺していけるサイキネ
貯水ヌオー対策のエナボ

@力の鉢巻
じゃれつく ゴーストダイブ ウドハン 剣舞
陽気ASベース
水枠に刺さるウドハンぐらいしか言うことがない普通のブッ刺さってるミミッキュ
もちろんこれも受け思考メタの一つ。受け思考の人間はミミッキュを単純なアタッカータイプで来ることを信じづらいという特徴があると思ってます。それを逆手に取って、シンプルに殴るミミッキュをぶつけてみます
力の鉢巻は無補正よりも負担がかかり、微妙な乱数幅のズラしが効いてくると思ったためです

@達人の帯
とびはねる 起死回生 ダストシュート 熱砂の大地
せっかちAS
ヒレウインディライン崩壊エス
ダストシュートでレヒレを倒し、熱砂の大地でウインディを倒すというエスバ受けを崩しにいくためのエースバーン
帯+無振りダイアースはH振りウインディを落とすことは出来ませんが、その点はダッシュ媒介ダイアシッドでCを上げてからダイアースで無事に倒すことが可能になってます

@命の球
ワイルドボルト 破壊光線 シャドボ 瞑想
無邪気ACS


おもちゃ降臨


ふざけた技構成でも有用性はバッチリ
球ダイサンダーでガラルファイヤーを倒せるように。それで焦った相手がガブヌオーを出してきたら破壊光線で打点を持つことで、後ろに引くことなく撃ち合える完璧なライコウ
ふざけているようにも見えますが、牡丹一華さんの特徴の1つは特殊技ベースでメタを組み立てがちだということ。微妙に特殊にメタがよりがちに見えたため、D振りに意味を与えない物理をメインウェポンにしました
そして、ライコウエスバに共通するもので、それは牡丹さんの2つ目の特徴にもつながります。それは両刀型。牡丹さんは両刀型は予想せずに出てきたら毎度苦戦し、負ける時もあれば辛勝となることも多々あります
これを利用せずして何が考察ガチ勢。ともちんさんから頂いた二つ名に恥じないよう、お相手の弱みを存分に突かせてもらいます

さて、ここまでが通常の私のパートナーズ。そしてここからが自由枠になります
グロスを受けられるポケモンは数多くいますが、できればガブも見たい。そんな願いを叶えてくれるポケモンは1体
クレセリアになります

臆病HS@残飯
コショック ムンフォ 身代わり 瞑想
身代わりで相手の嵌めの回避をしつつ、瞑想で火力増強を狙った形です。嵌め戦術ではありませんが、害悪戦術は私の得意戦術でもありました。その中で思ったのが、アイテム押し付け型嵌め戦術は身代わりで詰む。その経験をもとに、作成しました

さて、こんな感じの6体で戦っていきましょう
お相手の自由枠予想はフシギバナ、次点がモロバレルロズレイドデスカーンと一緒にいるニャオニクス♂は毒びしと判断してもいいでしょう

戦闘

さて、お相手のパーティーが来ました

Gファイヤーいないんかい!

そして自由枠はランクルス。いやな予感しかしない
僕が過去に植え付けられた、瞑想鉄壁要塞型ランクルスというトラウマが頭によぎる

とりあえず、ヌオーとレヒレを見るの+他のポケモンにもはたきの打点が通りやすいナットレイを初手で確定。通りが良すぎるミミッキュも決定
最後はウインディがきついのでアシレーヌの3体でやっていきましょう

戦闘開始

初手レヒレナット対面
こういうとき、相手はどういう行動をするのか
宿木とかステロを封じる挑発、草技警戒とか色々含めての安定ウインディバック。もしくはナットを嵌める手段持ちなのか
色々考えた結果、最後のことも含めてそこまで悪い判断でもないということではたき落とすを選択
ヒレもどって、ランクルス出し。はたきで6割ほど削れ、毒毒玉が見える

めっちゃ嵌めようとしてくるタイプやんけ……

はたきと自己再生を交互に打ちながら、ナットからミミッキュに交代。無事ランクが居座ったので剣舞チャンス
ヒレバックされても剣舞して超有利
さてここからのこちらの負け筋を考えてみましょうか
相手がHBレヒレだった場合、乱数次第で倒せない可能性がダメ計を弾いたら出てきました(ここの部分をよく覚えておきましょう)
仮にこご風撃たれて、S下がったところから早いグロスが来たらGGの可能性ある上、その上でステロのダメージもほしいと判断して、一旦ナットバック
両壁張られ、ステロ撒いてから叩いてみると光の粘土。まあ壁見たときになんとなく察してはいたよね
とりあえずターンがよくわかったので一旦様子見のパワーウィップ

グロスバックしてきたから怖くなるが、はたき+ダイホロウで倒せればいい、アムハンを持ってない可能性も考慮して居座り
グロスダイマしてからダイナックル、Hにしか振っていなかったため、はたいた時に食らった怒りで半分削られた後では耐えることができません

ダイスチルなら乱数で耐えるので、アシレを出してみるもダイサンダーでワンパン
なりパンないと思ってたんだけどなあ
仕方なくミミッキュを出して、ダイマを枯らすためにダイウォしようとするも、思考が別の筋を探し出す
ここで僕がダイマを切るのは相手からすると目に見えている
ここでグロスから別ポケモンに交換、ダイマを枯らされた場合、グロスが弱保のバレパン持ちであれば影うちがないために敗北が必至。そうなると、僕はミミッキュダイマで3タテする必要が出てくる
そのためにここで必要なのは、ダイスチルを撃ってからアイへ2回で相手がこちらを落としてくる筋を切る胆力。そして、お相手もかなりプレイングが上手いとこちらでは確認済みなので、勇気の剣の舞
お相手はグロス引きランクルスバック
そしてダイマ3ターンで、ランクレヒレグロスを倒し切ってゲームセット

対戦後

トリルアシレがめっちゃ警戒されていたことを聞いてすぐに安堵。特にミミッキュの方がシンプルすぎて対策立てられていないかと怖かったところもあったし、通りが良すぎて怖かったしと本当に緊張してました
ちなみに、この試合は他二人が1勝1敗だという結果が伝わってきてからのものだったので、プレッシャーが半端なかったんですよね
そして、一番驚いたのが自由枠クレセ読みをバッチリきめてきたこと。めっちゃ怖かったですよ。身代わり瞑想クレセ以外に勝てる駒として毒毒玉トリックランクルスを採用していたとのことです。
残念ながら、今回のクレセ身代わり瞑想型でしたんすよー。しかも、僕自身のメタはバッチリはまっていたというオチ付きでした(シャドボあったら完璧だったのにね)


ちなみに、ミミッキュナットレイにバックしたところで改めてダメージ計算をしたところ、実は剣舞ダイソウゲンで落とせていたことが分かりました。バトルしている時、力の鉢巻補正入れてなかったんですよね……
ここが今回のプレミ反省点です


そんな中でも、2勝1敗でポケモン歌合が勝利し、お次が最後の試合、5位決定戦。対戦チームはまさかの再戦となったアグノム同好会
対戦相手は先鋒のサフランさん

今回の牡丹一華さんのように情報でアドを取りまくる戦い方ができない方でもあります。一応そういった時用の戦い方もありますが、それができるかどうか。
それは次回の記事にて
それでは

牡丹一華さんのyoutube
www.youtube.com