初めましての方は初めまして、いつも関わりを持っていただけている方にはいつも以上に感謝を。
閏 冬月と申します。考察記事を書くのは初めてのため、拙い部分が多く目立ちますが、その点を言って頂けると幸いです。
今回、この記事で考察するのは私の相棒であるシンボラーの私が最も使いやすいと感じている型であるS操作型についてです。
シンボラーの基礎情報
H72A58B80C103D80S97
数字だけで言われると分かりにくいと思うので、同じぐらいのポケモンをならべますと、耐久はメガライボルト並み(H70B80D80)、特殊火力はゲッコウガ、素早さはミミッキュを抜き、サザンドラを抜けないオノノクスと同速です。
大した耐久ではないため、受け出しは格闘か地面技のみとなり、火力もゲッコウガと一緒と言っても全タイプタイプ一致で撃てるわけでもないので、そこまで火力もなくSも微妙。
<特性>
マジックガード、色眼鏡
基本的に使われるのはこの二種類。前者は混乱の自傷、身代わり、悪あがき以外のスリップダメが入らずないため命の玉や火炎玉など組み合わせてと使われ、後者は半減でも等倍に、4分の1でも半減にするという等倍範囲を広げるサポートになるため、スカーフや眼鏡と組み合わせて運用されるのが一般的です。
<一般的なシンボラーの型>
マジガ火炎玉サイコシフトコスモパワーアシストパワー@1
シンボラーの型と言えばこれが真っ先に思い当たる方も多いでしょう。決まれば強いですが、高速化の進む今の環境に適しているかと言われれば少々首を傾げざるを得ない型です。
マジガ火炎玉サイコシフトアシストパワーミラクルアイ羽休め
多くのバトン構築のシンボラーがこの技構成になります。実際、バトン構築で使うと強いです。マジガがミミッキュの呪いに対して強いので、バトンバレバレのイーブイバトンにも組み込み易いと思います。
スカーフor眼鏡サイキネエアスラ冷B@1
シンボラーの型で思いつく型その2。とある方がシンボラー入りで2000達成したため、色眼鏡の使用率が増えたような気がします。シンボラーにあえば、火炎玉かこの型の警戒が普通です。
<S操作型>(ようやく)
少々回り道をしましたが、ここからがこの記事の本題になります。
特性 マジックガード
確定技
トリックルーム 追い風 電磁波
候補技(両壁採用時はトリルを抜くことをおススメします)
冷凍ビーム 凍える風 寝言 エアスラッシュ サイコシフト 光の壁 リフレクター
性格は臆病、控えめ、穏やか、図太いから選択
持ち物 気合の襷 メンタルハーブ
基本的なシンボラーは努力値はCSに振りますが、トリルを張る関係上、この型は振らないほうがいいものになります。
主な役割
追い風やトリル、電磁波、凍える風といったSを操作する技を使い、相手のポケモンより自分のポケモンの方が速いという状況を作り、後続へとつなぐ。
しかし、ジャローダなどの特性あまのじゃくのポケモンに対して滅法弱いため、凍える風で倒すか、そもそも選出しない。
見て分かる通り、起点づくりのシンボラーです。自分自身が使っているときは確定技+凍える風で使っています。確定技の採用理由は主な役割で記載した通りです。
候補技についてですが、冷Bはマンダやランド、顎などの氷弱点に対して刺す、寝言はガッサに眠らされたとしても半ば強引に起点を作りにいけるため、エアスラは後続でキツイポケモンをまひるみのワンチャンスを生むため。サイコシフトはどくどくや鬼火への受け出しをしたときにそれを相手へ押し付けるため、両壁は起点づくりの一環です。
特性と持ち物は同時に話しますが、マジガと襷の相性が良く、スリップダメによる襷つぶしがないため確実な行動保障が生まれます。メンハは挑発による機能停止をふせぐため。
性格の説明ですが、
臆病の場合、最速霊獣ランドロス抜きまでSに振ると、ランドロスを起点にすることが出来ます。その時にはこご風か冷Bのどちらかは採用確定となります。
控えめはジャローダへのダメージを重視します。その時はCは252振りが良いと思います。
図太いの場合、耐久調整をすることでメガバシャのフレドラやランドのストーンエッジを耐えたりするため、この型と相性は良くなります。その時にメンハを持たせる余裕が出来ます。
穏やかはあまりおススメはしません。理由はコケコの玉ボルチェンを受けきれず、耐久調整がかなりの確率で意味を成しません。
<ダメ計>
与ダメージ
控えめC252
上部 凍える風 下部 冷凍ビーム
H244ジャローダ
34.2%〜40.8% 確定3発
37.5%〜45.3% 確定3発
臆病C252
氷技(上部:凍える風 下部:冷凍ビーム)
H244霊獣ランドロス
67.6%〜80% 確定2発
108.7%〜129.2% 確定1発
チョッキ持ち
45.1%〜55.3% 乱数2発 (60.2%)
71.7%〜86.1% 確定2発
HⅮ振り
45.7%〜55.7% 乱数2発 (57%)
75.6%〜89.5% 確定2発
受ダメージ
(図太い補正が掛かる場合、bの表記)
H252 意地A252霊獣ランドいわなだれ 69.2%〜81.5%
H252b 意地A252鉢巻バンギ追い打ち 70.3%〜83.7%
H220B36b 意地A252霊獣ランドエッジ 81.1%〜96%
H156B100b 意地メガバシャーモエッジ 85%〜100.5%(最高乱数切耐え)
H236B196b 意地A252ミミッキュシャドクロ影 51.9%〜62.1%+30.5%〜37.2%
相性のいいポケモン
クチートやヘラクロスなどの低~中速ポケモン。個人的には鉄壁HBカミツルギと組み合わせると使いやすかったです。
差別化について
自分が注目したのはトリル追い風こご風電磁波の技構成のため、そこを中心に話します。
大前提として、この技構成を出来るポケモンはシンボラーを除くと、ネイティオとココロモリの同じ超飛組です。ココロモリの場合、これをするよりも単純瞑想や単純分身をした方がよっぽど有意義なので除外します。
残るネイティオとの差別化点はマジガによるスリップダメの無効化で確定数の変動が起きない、霊獣ランドを抜けるか、耐久面の3点。一番大きいのは2点目の霊獣ランドを抜けるか。基本的にはこの型はS無振り。最速ランド抜き調整を施すことで、最速以下なら下を取られ、スカーフなら上を取られる。無振りランドは岩封を採用していることが多いため、安定の行動としてこご風を撃つことが出来ます(スカーフ岩封は知らない)。
耐久面での差別化に関してはCに振る余裕がなくなったりするためです。
分かりにくいままかもしれませんが、今回の考察は以上となります。また、自分なりのポケモンの型が出来れば記事にしたいと思います。
この記事の質問や追加でやってほしいダメ計、シンボラーの孵化余り、考察するポケモンリクエスト等要望があれば、Twitterのアカウントの閏 冬月(@uruufuyutsuki)までご連絡ください。